前回の投稿では選ぶ基準について話しましたが,今回は「とは言え一から探すの面倒なんだけど安定なのは?」みたいな人向けのPCを独断と偏見で選んでみました.
価格帯別個人的おすすめ
自分の予算に応じたところを見てください.
25万円~
金に糸目をつけない!とにかく最高のPCが欲しい!という金額ですかね.だいたい困ることの無い金額です.
Let’s Note SZ6
カスタマイズ項目は多いですが,基本スペックで既に十分これまでに述べた項目を満たしています.必要に応じてバッテリーパック(SまたはL.Lの方が駆動時間が長くなるが本体から出っ張る),光学ドライブ(DVDやBDを読み込むドライブ)の有無を選択すると良いでしょう.
見た目はスタイリッシュさに欠けますが,とてつもなく頑丈なので壊れるのが不安な人はこれにしましょう.
VAIO Z フリップモデル
2モデルあるVAIO Zの中でも,画面が一回転してタブレットとしても使えるようになるモデルです.こちらも既に基本スペックが高くカスタマイズする必要は少ないですが,SSDを第三世代ハイスピードSSDにしておくと良いでしょう.
また,初期状態では一年保証しか付いていないので,三年ワイド保証をつけることをオススメします.VGAアダプターも買うのが吉です.
20万円~
MacBook Pro 13インチモデル
何かと話題のタッチバーの有無をどうするかは悩みどころですが,タッチバー無しモデルは一段階劣るCPUを搭載すること,USBが2口しかない(タッチバー付きは4口ある)ことは一応念頭に置いておくと良いでしょう.また他にアダプターをいろいろ買う必要があるので,本体価格+2万円くらいは見込んでおきましょう. AppleCare(保証)の加入は自由ですが,これには技術的サポートも含まれているので不安な人は加入するのが無難です.
よくMacでも大丈夫でしょうかと聞いてくる人が居ますが,それを聞いている時点でどちらでも変わらないと答えさせていただきます.一応自分の課程の先輩に当たる人に,Windows/Macで困ったことはあるか聞いておくのが吉です.
また,大学生協のカタログにもおそらくMacBookProが掲載されますが,旧モデルかどうかチェックをした方が良いです.
VAIO Z クラムシェルモデル
画面が回転しない通常のノートパソコンになります.性能に関してはほとんどフリップモデルと変わりませんが,メモリは8GBに,第三世代ハイスピードSSDを選択すると良いでしょう.VGAアダプターも買うのが吉です.
Let’s Note RZ6
おそらく生協のカタログに掲載されるレッツノートはこっち…だと思います.生協でレッツノートを買うのは悪い選択肢では無いです.とくに最近は普通に買うより安いので.
10.1型とかなり小型なため,キーボードが少し手狭なのがネックですが,軽さと小ささから持ち運びは楽です.
ThinkPad X1 Carbon
http://shopap.lenovo.com/jp/notebooks/thinkpad/x-series/x1-carbon/?ipromoID=jp_pub_top_hp_b1
2017年発売のモデルがオススメです.14インチの割に本体がコンパクトで,カーボンを使用した筐体のため軽いのが特徴です.
15万円~
かなり選択肢が増えてくる価格帯になります.紹介文は最小限に抑えるので気になったら後は自分で調べるなり詳しい人に聞くなりしましょう.
VAIO S11/S13
S11は11インチ,S13は13インチのモデルになります.どちらもCore i5 + メモリ8GB + 第二世代ハイスピードSSD + 3年ワイド保証の構成がオススメです.
MacBook
すごく薄いあのMacです.アダプターの購入が必須ですが頻繁に持ち運ぶ人には良い選択肢となるでしょう.
XPS 13
ベゼル幅*1が狭いため,13インチのモデルにしては本体の幅が小さくコンパクトなのが特徴です.これも同様にCore i5 + メモリ8GBの構成がオススメです.
ThinkPad X270
http://shopap.lenovo.com/jp/notebooks/thinkpad/x-series/x270/
ビジネス用ノートパソコンとして今でも一定の地位を誇るThinkPadシリーズの中でもコンパクトなものです.Core i5 + メモリ8GB + SSD 256GB + フルHDディスプレイあたりを選択するのが良いと思います.
HP Spectre x360
HP Spectre x360 - ノートパソコン | 日本HP
価格の割にスペックが非常に高いのが魅力です.下位モデルですら必要十分な性能を備えています.薄いですが意外と重量があります.
10万円〜
おとなしくバイトしてあと5万貯めてから買いましょう.
5万円〜
おとなしくバイトしてあと10万貯めてから買いましょう.
5万円未満
15万円貯めてから考えましょう,と言いたいところですが,どうしてもそこまでの余裕はないけど持ち運びできるもので比較的まともなPCが欲しいという需要はあると思うので,少しだけ載せておきます.
過度な期待は禁物です.動くだけマシくらいに思ってください.
Ideapad 310S
HDDではなくSSD搭載のモデルを選びましょう.後述のInspiron11の用に安価な11インチ台のノートPCは派手な見た目が多いですが,これはもう少し落ち着いたデザインをしています.
Inspiron 11 3000
11インチの安価なモデルです.一番安いモデルではなく,メモリ4GB,SSD 128GB搭載のモデルを選んでください.
LuvBook LB-C240B-SSD
こちらも予算ギリギリになりますがSSDを搭載している機種になります.
個人的におすすめしないもの
Surfaceシリーズ
Microsoftの出しているタブレットにもなるノートパソコンですが,キーボードの形状や本体への接続方法等から置き場所を選ぶPCになっています.講義室の狭い机や,膝の上に載せて使用するといった用途に向かないので外しました.
まとめ
最低でも15万以上出してまともなものを買わないと,中途半端に大学3回生とかで新しいPCを買う羽目になって結果的に高く付くといったことになりかねません. 最初くらいお金をかけてもいいのでは.
最高の大学生活をお過ごしください.
*1:ディスプレイの周囲の枠