ぽよメモ

レガシーシステム考古学専攻

薄層クロマトグラフィー

今日の実験でTLCを扱ったのですが、1つよくわからないことがあります。 TLCプレートはガラス面の上にシリカゲルがコーティングされたものを用います。シリカゲルは非常に極性の高い物質で、同じく極性の高いサンプルを用いてクロマトグラフィーを行う場合、シリカゲルと強く吸着し、分離しづらくなります。 そこで展開溶媒に酢酸などを入れて極性を上げ、物質を上げやすくします。 今回の実験では、二次展開まで行ったのですが、一次展開溶媒ではエタノール:水=4:1だったのに対し二次展開の溶媒はブタノール:酢酸:水=4:1:1を用いていました。 分離しやすくするという観点から言うと、一次展開溶媒にも酢酸を入れたほうがより分解能の高い、制度の良い結果が得られると思うのですが、なにか間違っているのでしょうか… また、Rf値は極性によってのみ決まるのでしょうか。例えば分子構造的にプレート上を移動しづらい(ひっかかる)分子などはないのでしょうか。 いつも何気なくそのまま素直に実験テキスト通り実験したりしてますが、一つ一つの項目に必ず意味があることをついつい忘れがちになってしまいます。 レポートには書かない細かいところが気になったりしてしまうのはそういう性分だからなのでしょうが、レポートのたびに別に全然考察や課題とは関係ない項目について悩んだりして時間を浪費してしまいます…良いことなのか悪いことなのか…