tl; dr
- コーヒー器具の○杯用は小さいコーヒーカップ換算なのでマグカップで飲むなら信用するな
- 余談:コーヒーサーバはオールガラスが洗いやすくておすすめ
- 沸きたての熱湯でドリップするな、少し冷ませ
- サーカスコーヒーはいいぞ
はじめに
この記事はコーヒーが趣味な筆者が偏見と経験だけを元に言いたいことを書いた物です。決して空いていたあくあたん工房アドベントカレンダー10日目の枠を埋めるためではありません*1。
最近身の周りに家でコーヒーを家でドリップして飲む人が増えてきたような気がします。とても嬉しいので皆さんどんどん開拓して僕に色々教えて下さい。
この記事では始めたばかりの頃に引っかかりがち・やりがちのことについて軽く触れます。もちろん好みの部分もあるので、自分の手と舌と鼻を一番信用して下さい。なお、本記事で色んなものを紹介していますが、筆者にアフィリエイト収入等一切入りませんので安心して(?)ご覧下さい。
コーヒー器具の「○杯用」という表記
僕は昔からこの表記が好きではないのですが、コーヒーをドリップするための器具にはどの程度の量をいれるのに良いか、という指標として「○杯用」などの表記が採用されています。大抵は1〜2杯用、もしくは3〜4杯用が一般的です。ところで、この「1杯」とは具体的に何mlに相当するんでしょうか?
カップ一杯分(約140cc)
1杯 120 ml
HARIOのドリッパーV60の説明書き https://www.hario.com/manual_pdf/VD.pdf
一杯分(120ml)
どうも120〜140mlくらいのようです。ここで我が家にあるコーヒーカップとマグカップを見てみましょう。
高さは約半分というところです。口の広さは同じくらいですね。
小さく見えるコーヒーカップですが、僕は普段これに160~170ml入れて飲んでいます*2。既に120mlを大きく超えていますね……マグカップのときは230〜250mlくらい入れているため、だいたいマグカップ一杯が世に言う「2杯分」くらいに相当します。つまり、1~2杯分の器具だと実はマグカップ1杯分にしかならない可能性があり、来客対応などが難しくなる可能性があります。大は小を兼ねるということで、とりあえず3~4杯用のものを買っておくのが丸いと思います。
ところで1杯120mlという根拠はなんなんでしょうね……エスプレッソなどを飲むデミタスカップとしては120mlは多すぎますし、レギュラーコーヒーを飲む用としてはいささか量が少ない気がします。軽く調べてみてもコーヒーカップは満水時200mlくらい入るのが主流なように感じます。120mlだとかなり寂しい量になりそうですね。
余談:コーヒーサーバはオールガラス製が洗いやすい
コーヒーサーバとは、ドリッパーを使って抽出したコーヒーを一時的に入れておくポットです。Amazonなどで安いコーヒーサーバを探しているとだいたい以下の様な物がヒットすると思います。
とても安くて入手性も良く、持ち手が熱くならないなど良いこともあるんですが、とにかく洗いづらいし乾かしづらい。
このプラスチックの部品とガラスの隙間に汚れや洗剤が溜まったり、そこだけ乾かなくてドリップしたときに温められた空気に押し出されて出てきたりします。
長年これが個人的に悩みで、しかしなかなか頑丈で壊れないので買い換えられずにいました。去年あるときついに割ってしまい、どうにかこのプラスチックの持ち手を避けようと色々探していたら各社それなりにオールガラス製のコーヒーサーバを出していることが分かりました。
僕が持っているのは以下のコーヒーサーバです*3 www.amazon.co.jp
オールガラス製で心配していたのは持ち手が折れてしまうとか熱くなってしまうとかですが、今のところ特にそういう問題は出ていません。たぶんこの持ち手が折れるようなときにはコーヒーサーバごと割れるので、持ち手がプラ製でも変わらんなというのが僕の感想です。とにかく洗いやすくなったし見た目もなんかオシャレなのでオススメです。
ドリップするときの温度
コーヒーの抽出というのは非常に難しく、かつ繊細な工程です。そしてドリップにおいて重要な要素の一つが湯温です。コーヒーのドリップ方法について調べると分かりますが、だいたい90℃!とか85℃!とかみんな言うことがバラバラで統一的な見解がありません。それは当たり前で、個人の好みや抽出器具、豆、煎り具合など多数の要素があるうちの一つの要素に過ぎないため、他の要素との兼ね合いで変わるためです。
一般に湯温が高ければ苦みが強い味になります。それに加えてえぐみや渋みの様な味も強くなります*4。多少まともな豆を買ってコーヒーを抽出する際にあまりに高い湯温にしてしまうと強い苦みや渋みが出てしまい、あれ?なんか安豆と変わらないのでは……?となりがちです。
T-falなどに代表される湯沸かし器を使ってお湯を沸かし、それを使ってドリップしている人が多いのではないでしょうか。最近は温度調節機能がついたものもありますが、多くの場合は沸騰させる機能しか無いはずです。この場合、完全に沸いたお湯をすぐ使うと100℃近いため、前述したように余計な成分を抽出してしまい本来ある豊かな香りやコクを損ないやすいです。
ドリップポットで少し冷ます
ドリップポットとかドリップケトルとかそういう呼び方をする道具があります。
これにはドリップ時にお湯を注ぎやすくするだけで無く、湯温を適度に下げるという役割もあります。あと見た目がオシャレになってなんかカッコイイ。
キッチン用の温度計が1000円台で買えるので、
- 電気ケトルからドリップポットに注ぐ
- 適当に85℃くらいに調整してドリップ
- 苦みが濃い→次回から温度を少し下げる
苦みが薄い→次回から温度を少し上げる
こんな感じで良い具合の所を探ってみて下さい。
どこで豆を買うか
コーヒー豆はいろんなところで売っています。スーパーなどで売られるとてもリーズナブルな豆から、スターバックスやカルディなどのようなちょっとお洒落な雰囲気を漂わせた豆、専門店のお高い豆まで幅が広いです。
個人的にはやはり専門店に行って、その香りに触れて選んで欲しいなと思いますが、そうは言っても世間は大コロナ時代。やはり家から頼めるオンラインショップで済ませたいところ……。
というわけで筆者のおすすめコーヒー豆ショップを紹介します。
銀行振り込みしかありませんし、送料もかかりますが、一度は試して欲しいと思っています。初めて注文する方は以下の送料お得セットで少量試してみるのはいかがでしょうか。
挽いてもらわず豆のままであれば、ジップロックなどで密閉して冷凍庫で3週間〜4週間くらいもちます。ミルで挽くときに解凍なども不要です。是非お試しあれ。
まとめ
アドベントカレンダーの穴埋め筆者の丁寧なくらしの紹介いかがでしたでしょうか。 コロナで心がすさみがちな日々、コーヒーでほっと一息つくのは良い物ですよ。
明日のあくあたん工房アドベントカレンダーもご期待ください。