ぽよメモ

レガシーシステム考古学専攻

Fiio X1を分解した話

去年秋に購入したこのFiio X1を今更紹介します。MP4Nationというオーディオ機器のオンラインストアで海外から個人輸入しました。
その過程で指定した宅配オプションが使えなくて配送途中で向こうから連絡が来たり、FedExが全然うちに配送してくれなかったりとか色々ありましたがそれは割愛。
MP4Nationのサポートは割りとちゃんとしてます。やりとりは全て英語ですが、それを除けば割と早く返信が来るので安心です(?
適当に写真でも貼っておきます。多少の使用感および机の埃は気にしないでください。
背面 USBコネクタ ミニプラグ&ラインアウト 電源ボタン及びリセットボタン、音量ボタン iPhone5Sとの比較(高さ) iPhone5Sとの比較(厚さ) まぁとりあえず買ってから数ヶ月割りと順調に使用していたのですが、 ある日突然うんともすんとも言わなくなりました。 症状としては、

  • 電源長押しで起動しない
  • リセットを長押ししてもダメ
  • 充電ケーブルを挿してもインジケーターランプが点灯しない

とにかく起動しなかったです。
完全に死んだかなぁと思いつつ、まぁ諦め半分で分解。
ネジは背面写真のように(見づらいですが)iPhoneと同じネジようなを使用しているようです。iPohone4S用の分解キットで開けられました。細かいことは省いてとりあえずパカっと。 分解するときの注意ですが、とりあえず素手で開けるのは厳しいです。自分の爪が折れます。 側面はこのようになっており、背面フタの爪がここにひっかかっています。 このフタのツメを外していくように、僕はギターのピックのようなもので少しずつこじ開けました。 またこのとき、音量ボタンがある側は写真のようになっており、テコの原理のようにしてフタをこじ開けようとすると、確実にここを破損します。 背面から向かって左上には接着剤が使用されており、最初剥がすとき割と強く引っ張らないと外れません。 基板上部に20140918の文字が見えます。製造日でしょうか? この文字の丁度上にある黒いプラスチックが上部におけるツメの受け口になっています。ここは割と深い受け口で、ツメを押し込んでも外れません。 そこで、USBコネクタ側、つまり向かって下側に背面フタを引っ張ります。バッテリーから伸びる配線は割と短いので強く引っ張りすぎると切れてしまうので注意。 僕はここでブロワーをつかって掃除したところ、小さな金属片、おそらくはんだと思われる欠片が落ちてきました。中華製なので、安いので、まぁね。 こいつが回路をショートさせたりしていたようで、この状態でUSBケーブルを挿すと復活しました。 さすがに復活したのにこれ以上分解するのはリスキーなので、それはもっと良いDAPを入手できた時にまたやります。

音に関してのレビューはTwitter漁るなり個人ブログ漁るなりしたほうが良いと思うので簡潔に。
イヤホン等は余裕でドライブできます。手持ちに高インピなものがないのでなんとも言えませんが、だいたい20後半~30前半くらいで十分音量が取れます(最大100)
Q701も一応ドライブはできます。非常にあっさりした音にはなりますが、これはこれでかなり聞き疲れしない音です。組み合わせの問題なのでしょうが、DAC-1000>JADE casaで聴くよりもヴォーカルが前に出てきます。とにかくiPhoneとかの数倍はマシな音がします。
ラインアウトに関しても、少なくとも不満はないです。十分価格以上の音が出ていると思います。
操作性は結構いいです。少し不満があるとすれば、ポケットに突っ込んでいる時に誤動作しやすいことでしょうか。すぐに一時停止が押せてしまうようで、歩いてる時とかにはポケットに入れるのをためらってしまいます。 画面OFF時のボタンの挙動は3パターンから選べるのですが、

  1. 音量ボタンのみ
  2. 音量ボタン+再生/一時停止ボタン
  3. 音量ボタン+再生/一時停止ボタン+曲送りボタン

となっており、曲送りをしたい場合には再生/一時停止ボタンが含まれてしまいます。
ファームウェアアップデートでもうちょっと何とかならないかなぁ…
総合的に見ればコスパはかなり高いです。今は日本でも取り扱いがあるので、購入のハードルは下がったかと思います。
以上、超簡易分解レポでした。
中華系といえば知り合いのブログでKZ ATEの話が出ていました。僕も聞かせてもらいましたが、12$という価格であの音は正直笑いが止まらないですね…今後も中華系のメーカーは楽しみです。