ぽよメモ

レガシーシステム考古学専攻

個別化医療の展望

今夜は明日提出の「iPS、遺伝子診断による個別化医療の将来性について」のレポートのために久々に生物についての勉強をします。 個別化医療、別名オーダーメイド医療とかpersonalized medicineとか言われる治療方法ですね。 人のDNA配列の差(1塩基多型:single nucleotide polymorphisms :(SNPs))によって生じる個人差によって、最適な治療法が異なると言われており、それらの差を埋めるために考案されたのが今回のテーマである個別化医療です。 要するに、「遺伝子を解析してその人に最も合った治療法で治療を行おう」というものです。すごく良さそうですね。 遺伝子を解析することで将来なる可能性のある病気やその可能性を調べることもできるらしいです。すごいですね。 しかしこれは正の側面だけの話です。もちろん良いことばかりではないです。 例えば、「あなたは今後肺がんになる可能性が80%です」とか言われた時にどう感じるかです。「はい、そうですか」と軽く流せるような内容ではないですね? 知りたくなかった、知らないほうが良かった内容についてまで知ってしまう可能性があるわけです。解析結果を知らせなければいいと言うのは簡単ですが、人は聞くなと言われれば聞きたくなるものです。 感情的な側面だけでなく、例えば保険などに「あなたは~~という病気になる可能性が◯◯%なので加入できません」などと言われてしまう可能性もあります。アメリカではこのような事が起きないような法律が施行されていますが、日本にはありません。 まとめると ・遺伝子解析によってSNPsパターンを事前に知ることで、その個人に最適な治療法を知ることができる可能性がある ・解析データの取り扱いについての規制がなく、現状では運用しづらい ということです(超ざっくり 個人的には負の側面を知った上で、それでもまだ実際に行われてほしいと感じますね。個人個人で差はあるものですし、最適な治療法が受けられるならそれに越したことはないです。 日本は先進医療に対してかなり厳しいイメージがあるので、実際の法整備などはまだまだ先になるんだろうなぁという感じがします。政治家さんたちもうちょっと未来を見据えたこともしてくれないですかね… とりあえずこれらの内容を踏まえてレポート書きます。以上です。